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アップルシード (1)

士郎 正宗

青心社

グループ:Book

ランキング:7118

価格:¥ 924

ポイント:9 pt

発売日:1985-02

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カスタマーレビュー

士郎正宗商業デビュー作  (2008-08-28)
「攻殻機動隊」で世界的漫画家となった士郎正宗の商業デビュー作。

同人誌「ブラックマジック」の要素も継承しつつ、独自の世界観を確立したアクションSF。
地球規模の世界大戦後、遺伝子操作された「バイオロイド」で構成される国「オリュンポス」を舞台に繰り広げられるヒト達の物語を綴るリアルポリスアクション作品。

未完なのが惜しまれる。
作者はもう続きを描くつもりはないそうだが・・・。

ちなみに文庫版も出ているが、この精密な画を堪能するにはやはり単行本をおすすめする。

基本、権力者側なのなああ  (2008-04-09)
初めて、知ったのは、ファンロードのイラストコーナーでした。
本屋の棚のうえのほうにありました。
ドクタースランプの4巻が売り切れてて、代わりに買いました。
値段が倍以上でした。


欄外が多いことは、ファンロードで慣れてましたが・・・


面白いと思うのに、2年ほどかかりました・・・


みんな、そんなでしょう?




■近未来の「士郎正宗ワールド」、人間の行き着く先と生きる理由を探る  (2006-08-08)
精細で緻密な世界設定とそれを十二分に反映した芸術的なまでの書き込み、躍動感・スピード感あふれるダイナミックな動きを見せる描写でワールドワイドな支持を集めている士郎正宗氏の代表作として「攻殻機動隊」と共に有名な作品。戦争で勢力地図がごちゃごちゃになった近未来で、マインドセットがなされた人間とアンドロイドの主人公二人組が、人間世界を正しい方向にコントロールしようとする遺伝子操作で生み出された理想的生物とされているバイオロイドが支配するパラダイスこと「オリュンポス」で活躍する物語が描かれている。

狭い視野で見ると主人公らの治安維持活動を通じた刑事アクションドラマだが、それらを通じた人間の行動心理、固有の思いによって生じる「ぶれ」とそのぶれが無いバイオロイドたちとの葛藤が何を生み出すのかという問題定義、科学が進歩し見た目には理想郷として存在を続けるオリュンポス内でもさまざまな勢力がせめぎあい「ゆらぎ」の中で右往左往しながら「存在そのものを努力しつつ続けている」ありさまがうかがいしれて興味深い。

士郎正宗氏のライフワークに近い作品でもあり、1巻2巻ではまだ柔らかさやギャクタッチがあちこちに見受けられるが、巻が進むにつれて描写の決め細やかさが推し進められていく様も見受けられる。

同氏の描写「技術」が変わり、世界情勢も劇的に変化してしまったため続編を望むのは難しいかもしれないが、あくまでも「データブック」に記載されている設定を貫いたまま話を進めてほしいものだ。

ちなみにタイトルは直訳すると「りんごの種」。アメリカの童話に「ジョニー・アップルシード」という話もある程度ヒントになっていると思われる。もちろん聖書の「アダムとイブが食べたりんごの逸話」も合わせて読んだ上で当書を読むと、色々考えさせられるところがあるだろう。

SFメカが魅力  (2006-06-07)
昔SFブームだった頃は何気なく読んでたんですけど昨今の夢のない日本で改めて読み返すと凄い作品だったんだなと思います。最近映画にもなりましたし。攻殻では電脳化した世界がメインでしたが、こちらでは生身の人間とサイボーグ、遺伝子操作で生み出されたバイオロイドとの共存を描いています。未来の戦争で荒廃した地球、その廃墟で暮らす主人公達が密かに建造されたバイオロイドの支配する理想郷オリュンポスへ連れてこられる。元SWAT隊員だった彼等はその能力を買われオリュンポスの治安維持へと携わっていく。ストーリーは映画よりもコミカルで遥かに刑事ドラマ的、デュナンの性格は更にひんまがっている。SF的なメカの魅力が素晴らしく、オリュンポスの街並みが美しい。1,2巻はまだ画風がコミカルです。データブックは必携ですが恐らくそれ以上の知識(軍事面)がなければ理解しにくい部分もあるでしょう。

文庫本より単行本サイズで楽しんでください  (2005-11-02)
 圧倒的な情報を詰め込んだ士郎正宗の絵を文庫版で読むのは失礼な気がした。B5サイズあるいはA4サイズで細部をたのしむべきでした。背景画にもいろんな遊びや、鋭い知識が詰め込まれていて本当に楽しい。
 20年前にアングラ的に出された作品ですが、まったく古さを感じさせないオリジナルの作品の強さを実感します。また、作者の遊びやサービス精神も伸び伸びと発揮されていますが、その後の攻殻やドミニオンに見られるように進化した作者にこの続編を書くことはもう無理でしょう。古き良き日々を楽しむべし。

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