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銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

安原 和見

河出書房新社

グループ:Book

ランキング:5645

価格:¥ 683

発売日:2005-09-03

通常24時間以内に発送

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カスタマーレビュー

哲学者も笑いのめしているのが痛快!  (2009-01-06)
海外ユーモアSFならハリィ・ハリスン読んでいれば充分だろと、
馬鹿にして読んでなかったが、アーサー・C・クラーク も
ミチオ・カク もけっこう好意的に本書を紹介してたので、
意外とハードなのかと読んでみた。
数字データの間違いが多すぎてハードSFとしては読めないが、
ユーモアSFとしてはハリィ・ハリスンより本格SFに近くて楽しめました。
哲学者も笑いのめしているのが痛快!
神の非存在証明は笑えるがとても参考になります。
何故生きるのかという疑問に見事な答えを提示した
本物の哲学SFとしても読めます。
何故?と問うから答えが見つからないですらー。
どこで?と思索することが大事ざんす。

宇宙の真理なんて期待しないほうが。  (2008-07-21)
日本では絶版になっていたのでまず原作(英語版)を読み、もっと知りたくて再び出版された翻訳版も買いました。

いきなりの序盤からもう面白い。あれこれナンダカンダと並べる暇もなく意味もなく地球が消滅してしまったアーサーと宇宙人!のフォードそれにザフォード達が繰り広げる意味無しの宇宙で展開する、、、コメディーです。

出版された時代は7-80年代なのに現代のこのようなジャンルの本と比べてもまだまだこの作品のほうが優れている傑作です。あまり考えながら読むと訳がわからなくなったり面白さも半減してしまうので心をオープンにして読んでもらうとニタニタと笑いながら楽しめること間違いなしです。私のお気に入りはロボットのマーヴィン。彼がどうして危機にあるアーサー達を救ったか、ラストは予想外です。

残念ながら著者は亡くなられているのですが彼の発想はほんとうにユニークで唯一だと思います。

「42」は意味のない数字だった。  (2006-12-25)
映画を観て結構面白かったので、世界各国でベストセラーとなっている原作を読んでみることにしました。もしかしたら、劇中で語られていた「生命、宇宙、その他もろもろ」の究極の答え「42」の秘密が原作の中で説明されているのかなぁと期待して読みましたが、映画と違っていたのはラストだけ(小説ではマーヴィンの思わぬ活躍で話が締めくくられています)で、ほぼ原作通りの映画だったことがわかります。

巷では「死者の書に出てくる神の数と同じ」とか「不思議の国のアリスに出てくる規則の数と同じ」とかいろいろな憶測を呼んでいるそうですが、作者ダグラス・アダムスによればTVのコメディ番組をみて思いついたまったくでたらめな意味のない数字だそうです。ただし、映画にも小説の中にもあふれかえっているシニカルなブラックジョークの中には、ちょっとした言い回しや人物名にいたるまで、風刺的意味合が隠されていることが訳者あとがきでふれられているので、興味のある方は是非どうぞ。

2001年に49歳という若さで亡くなった作者ダグラス・アダムスの分身をあえて小説の中に探してみると、やはり重度鬱病ロボットのマーヴィンの姿が思い浮かびます。作者に被害妄想の気があったかはわかりませんが、<人生なんてさして重要ではない意味のないもの>であることを、この1人と1体はよくわかっていたのかもしれません。

意外な古典  (2006-11-09)
原著は2、30年も前の内容なんですが、今になっても色あせていない
素晴らしいSF小説です。
最近映画化されて分かるように、時代設定や場面の設定がとても面白いです。
また、このシリーズを通して出てくるキャラクタはどれをとっても特徴的です。
全部映画化してほしいですね。

笑いながらも,考えさせらる作品です  (2006-11-08)
「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ第1作です。 シリーズは,
  (1)「銀河ヒッチハイクガイド」
  (2)「宇宙の果てのレストラン」
  (3)「宇宙クリケット大戦争」
  (4)「さようなら、いままで魚をありがとう 」
  (5)「ほとんど無害」
の全5巻です。
シリーズにはなっていますが,本書「銀河ヒッチハイクガイド」は1冊で完結しています。
著者は,本書をシリーズ物にするつもりはなかったそうですので,1冊目がきっちり完結
しているのも当然ではあります。本書がが好評だったために,2巻以降が書かれたそうで
す。

内容は,SF的コメディです。「ナンセンスなギャグで笑ってもらいましょう」という作品
です。英語の原書は「ウイットにあふれるブリティッシュジョークを堪能する」作品であ
ろうことが推測される内容です。25年前にイギリスで発行された原作を2005年に日本語版
として出版したのが本書です。

人類が宇宙に進出していく未来世界を描いたSFが多い中で,本書は異色です。
本書では,人類は宇宙の中心的存在ではありません。宇宙人と戦ったりもしません。人類
などは,取るに足らない存在として,地球ごといきなり消滅してしまいます。

「地球は宇宙の中心ではないどころか,単なる凸凹(ネタバレになるので言えません)に
過ぎないんだよ。」という発想は,斬新で,新鮮で,まさにコペルニクス的新発想でした。

ギャグ満載のコメディ調で書いているのも,「人類などはシリアスな作品に取り上げる価
値もない取るに足らない存在である。人類など,コメディの材料で十分だ」,という主張
のように思えました。

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