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言い訳せず、努力する姿勢がスゴイ!
(2008-08-30)
特に中村選手のファンというわけではなかったのですが、
サッカー選手としては足が遅いから、それをハンディととらえるのではなく、
足が遅いからこそ、他の選手よりも早く動きださなくてはいけないとか
自分のハンディを言い訳せず、克服するために努力している姿がスゴイと思いました。
見習いたいところです。
私が個人的に一番心に残ったのは
「思うようにうまくいかないことがあっても、誰かを悪者にして、終わらせるのではなくて、未来の糧にしなくちゃいけない。ただ気持ちを切り替えただけでは、苦しんだこと、悔しかった思いも無駄になってしまう。」という文章でした。
自分の思うようにいかないと「アイツが○○してくれてたらうまくいったのに。。。」とか
「どうせ○○だからうまくいかなくても仕方ない」と考えてしまいがちですが、
うまくいかないことさえも、未来のためにつなげるという姿勢は本当に素晴らしいと思います。
あとは、あらゆるポジションができることはいいこと。ということ。
このポジションならこの人しかいない!と思われることも大切だけど、
複数のポジションができることも、ある意味すごいことなんだと気づかせてくれました。
私個人に置き換えると、仕事上、ある専門分野を極めようと思っていましたが、
現実は、得意分野はあるものの業務範囲が広く、いろんなことをやっています。
このままじゃ、専門性を磨けない。。。と悩んでいましたが、
いろいろなことをできるのは悪いことじゃない。むしろいいことなんだ!と
励まされました。
また、同じようなことで悩んだときなどには読み返したい一冊になりました。
生き方、仕事の仕方などあらゆる面で参考になります。オススメです!
書いてあることは当たり前のこと
(2008-08-20)
ふつうのビジネス書で書いてあることが、ふつうに書いてある。
俊輔でなければ売れない本だなと思いました。
面白いと感じたのは文章とキャリアをつたっていくと見えてきた2点
1他人の視線を気にしている
2他人の視線を無視している
1と2のバランスが面白い。「体が小さいから君はダメだよ」と横浜ユースに
落ちても「じゃあ小さい俺はどうすればいいのだろう?→テクニック勝負へ」
「イタリアで本来のポジションで使われない→よし、ゼネラリストになろう」
といい意味で他人を利用している。
他人の言動で悩んだり右往左往するのではなく、かといって頑固に無視するのではなく、
実に巧い動き方をしている。
これは中高生の部活や、ビジネスシーンでも生かせると思う。
中高の部活やカイシャでは、「上司や監督や先輩が絶対」と言う感じで、
盲目的に信じることを求められる。
反面、ジャーナリストや違う組織の人はそういうものを猛否定する。
俊輔はそういうのの「いいとこどり」をしてきたんだなーと思う。
中村俊輔は意外と普通の感覚を持っている
(2008-08-17)
まさかあの「中村俊輔」が本を書いているとは思わなかった。まず。
彼は小さい頃からサッカーがうまくて、人並みより少し努力して現在に至る人物だと思っていた。でも実際にはたくさん悩んで、色んな工夫をして、色んなものにすがって生き抜いてきた人物だった。
そういうひたむきなところがすごく良くわかる本。
「今サッカーをやれなくなっても、悔いは無い」という言葉に、そういうところが集約されていると思う。僕も「自分の人生が明日終わってしまったとしても、後悔が無い」生き方がしたい。
「今死んでしまっても悔いはない」と言い切れる、妥協しない俊輔から学ぶこと
(2008-08-15)
「ある取材で、サッカー選手として、誰にも負けないことは何かと聞かれた。『妥協しない姿勢』。僕はすかさず答えた。そして、思った。『今、突然サッカーができない体になっても、極端な話、今死んでしまっても悔いはないな』と。...(中略)...それは、毎日100%、妥協しないで生きているから」。
ここまではっきり言い切れる人生を送っている人は、一体、世の中に何パーセントいるだろうか。
なかなか面白く読めた。いや、はっきり書くなら、予想よりはかなり面白かった。俊輔のロング・インタビューをすぐ隣で見ているような感じである。この手の本にしては小気味よくうまくまとまっている。なにより、ひとつひとつのエピソードが具体的なのが良い。
本書は基本的にはサッカーの本だ。中村俊輔自身も語っているように、俊輔自身はほかの仕事をしたことがあるわけではないし、サッカーが俊輔の人生そのものだからだ。また、いろいろな選手や監督やチームに関する見方やコメントがたくさんあって、それがなかなか具体的なので、サッカーを知らない人より知っている人の方が楽しめる。そういう意味で、サッカーファンは必読。しかし、そうでない人でも、ひとつの道を極めている人の経験、しかも遠い過去をふりかえるのではなく、現在進行形で進歩し続けている人の話として、結構おもしろく読めると思う。
たとえば、現在の進歩のきっかけのひとつは、高校サッカー部の時に勧められてつけ始めた、「忘れたくないこと、忘れちゃいけないことがぎっしり詰まっている」という「サッカーノート」にあるようだ。記録をつける、それとうまく向き合うということの大切さは、大人になるとかなりわかってくるのだが、若いうちからその習慣をつけて自分と対峙して得た効果についての解説は、サッカー関係者以外でも参考になるだろう。
それにしても、強い人だ。実は、挫折もたくさん味わっている。しかし、負けない。そこから徹底的に学ぶ。「僕は達成感を抱いたことはない。過去も、現在も。そして、たぶん、未来も。達成感を持つことは、怖くてできない」。「どこであっても、なじもうとする努力をしなければ、受け入れられはしないだろう。新しい環境に馴染む努力をしないなら、環境を変えた意味がない」。こういう思いは単に売れ筋本を手にする読者向けのリップサービスではないだろう。難しい本ではないし、まずは一読をお勧めする。
それにしても、「ここイタリアでは、ゴール前でボールを受けたら、選手はシュートを打つことしか考えない。どんな体勢からでも打つ。それがゴールの枠をはるかに超えるようなシュートであっても、サポータはシュートを打ったことを称賛する」というのは、もちろんそれが全てではないということもわかってはいるのだが、ちょっとうらやましく感じた。これが「ここイタリアでは」ではなくて、「日本代表は」になる日は、一体いつになったら来るのだろう。
察知力より「考える力」だ
(2008-08-10)
考える力は歳をとっても関係ない。
逆に経験を積んだ分、判断のスピードや質はあがっているはず。
考える力は武器になる。だからこそ年を重ねれば、重ねるほど、
今まで以上に空気を読み、察知し、考える力を磨いていかなければならないと思う。
この文章に出会うための一冊です。中高年諸君、伸び悩んでいる中堅サラリーマン
必読の本です。それにしても中村俊輔は、何と熟成しているのだろう。ただ、サッカー選手にはゴールを狙う獰猛な野生本能が必要と思うが、中村の熟成に頼ってしまうのが、日本のサッカーの限界かも知れないなとも思えた。
この本はサッカーの本ではありません。心構えを説く指南書です。

