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マルクスを「現在」に鮮やかに読み直す貴重な一冊
(2007-03-13)
アルチュセールを通して、スピノザ、サイードを経由し、
遂には日本の戦後マルクス思想が、全て市民社会派的なマルクス主義に陥ってしまったことを、
マルクスの言葉を検証するなかで、鮮やかに浮かび上がらせている。
小熊英二の『民主と愛国』には全く抜け落ちてしまっている、資本主義社会への根源的な批判が、
マルクス自体の言葉の中によみがえってくる。
この普遍的でありながら、資本システムの全世界化が猛威を振るう「今」を射ることの可能な言葉が、ここにある。
的場さんは今最もスリリングな、正真正銘のマルクス思想家である。
打倒!ネグリ!!
(2005-03-10)
この本を読まずして、マルクスを語るべからず!
著者にゴマをするわけではないが、この本の完成度は高い!
ヘーゲル→マルクスという従来の流れではなく、スピノザ→マルクスという新たな潮流を取り入れながら、的場節が舌好調である。
たしかにこの本の問題点としては、哲学史、現代フランス思想の素養が必要なことは否めない。しかしながら、そのことを理由に読まないというわけにはいかない。一度読むと病み付きになること間違いなし!
この本の後に出された『マルクスだったらこう考える』も必読されたし!

