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Daniel C. Dennett
山口 泰司
大崎 博
斎藤 孝
石川 幹人
久保田 俊彦
青土社
グループ:Book
ランキング:49864
価格:¥ 5,040
ポイント:50 pt
発売日:2000-12
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カスタマーレビュー ![]()
ダーウィンショックや進化論周りの議論を抑えたベスト本
(2007-05-13)
ダーウィンショックについては「生物が長い時間をかけて多様化した」という考えに、なんら不快感を感じない日本人としては「アチラさんはそんなショックなんですか」という、お客さん的な視点で読むことになった。幸い、ピンと来ないわれわれにも判るように(そのためにではないだろうが)当時、ダーウィンの『種の起源』がどういった思想の風景に投げ込まれたのかを、ロックやヒュームの考えとともに解説してくれるので、「ついていけません」ということにはならない。
ただの進化論の解説というのとは違うし、ちょっと敷居が高いというか別モノだが、いくつか進化論解説書を読んでおり、知識の土台ができた人々にはお勧めしたい。「進化論の知的意味」についての興味深い議論を読めるだろう。また、しょぼい不明瞭な哲学の議論を羅列するのではなく、知的好奇心を刺激するエキスはバケツ一杯ぐらいある。アルゴリズムによる進化の再構築というかそういう議論も面白かった。それと、後半には進化論vs創造科学についての所見もちらりとあって、ちょっぴりお得な感じ。
で、ひとつ難点がある。でかい、重い、高い、の三拍子が揃ってるのだ。「鈍器のようなモノ」じゃなくて鈍器である。
待望の邦訳
(2003-08-11)
かねて名高い名著,待望の邦訳.進化をアルゴリズムとして記述,それ以上のものと考えたい人たちをスカイフックを求めるものだと切って捨てる.最後に普遍的価値としてデザインの希少性を提示している.進化ということの説明力について迫力の論考である.
しかしとくにこの本の面白さはグールド,レオンティン,チョムスキー,ペンローズが何を考えているのかを明確化して完膚無きまで論破するところ.(ウィルソンについては少し誤解があるかも.)それぞれの論者の主張が大体頭に入っているとバカ受け間違い無しです.
哲学的見地からの新しいアプローチ
(2002-12-21)
800pなのにわりとすいすい読めます。途中難解な箇所もありますが、進化論の最前線を哲学的に考察するとどうなるのかがよくわかると思います。進化・哲学・AIに興味のある方おすすめです。
進化論の果てしない可能性
(2002-07-24)
著者Daniel Dennettはタフツ大学の科学哲学者である。進化論を起点に幅広い研究をしている東京大学の佐倉統はこの著者を「哲学を『研究』するのではなく、哲学『する』数少ない哲学者」(佐倉統『生命をめぐる冒険』、河出書房新社、1998年、p.63)と評したが、まさにそのとおりである。はじめは認知科学の研究から出発し、「意識」の説明をユニークな形で試みていた。前著“Consciousness Explained”でも意識の説明に進化論の視点が重要な役割を果たしていたが、本書では進化論がメインとなり、生物学から倫理学まで幅広い分野に及ぼすその可能性を模索している。進化を「アルゴリズムのプロセス」と説明されたとき、私はコンピュータ・サイエンスやAI研究が進化論といかに結びつくかという問題がすんなりと理解できるようになった。進化論は19世紀の古い生物学の理論などではない。そのアイデアはuniversal acid(万能酸)であり、すべてを説明し尽くす。まさに目からうろこの一冊である。

