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萌えよ!戦車学校―戦車のすべてを萌え燃えレクチャー!

野上 武志

イカロス出版

グループ:Book

ランキング:60561

価格:¥ 1,700

ポイント:17 pt

発売日:2005-07

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カスタマーレビュー

どうせふざけるのなら  (2008-01-31)
「化学戦学校」、「核兵器学校」、「思想教化学校」、「情報戦学校」なんて、どうだろうか? それぞれ「生物兵器の使い方」、「被爆の実態」、「人格改造の方法論」、「尾行と盗聴」などを「萌えイラスト」で紹介していくのだ。もうベストセラー間違いなしだ(企画書出してやろうかな?)。
……真面目にやれとは言わない。どうせふざけるのなら、ここまで極めていただきたい。

中途半端に真面目な内容なら必要ない=萌えイラストのない入門書でも十分だ(というか、本書を理解できる人は、普通の入門書でも理解できる能力があるのではないか?)。
では、なぜ「萌えイラストが必要か」といえば、「必要とする読者がいるから必要!」という循環論法になってしまう。故に萌えイラストに興味のない人間には、「内容が正しい、間違い」「いい悪い」、「おもしろい、つまらない」以前の「理解不可能」、「評価不能」の本に過ぎなくなるんだけどさ。
つまるところ、本書のひどさ以上に、良質な軍事入門書がないことが深刻な問題なのかもね(「萌えなしver」を出した後、「萌えありver」を出すという手もあったのでは?)。

とりあえず著者=編集者、楽しめる読者の権利は認めるとしよう。
しかし熱心に勤務をなさっている自衛隊員の方々(知人の現役佐官の目が「テン」になってました)、チョー硬派の軍事オタ、真面目一筋の研究者、萌えイラストは好きでもこのような本に入れて欲しくない人、過激な反戦運動家、フツーのサラリーマンや子供連れの若いお母さん、外国人……たちがこの本を手にしたとき、どんな反応をするかを考えたことがあります?
楽しめる自分たちは「おふざけ」で済むかも知れないけど、必ずしもそう受け取ってくれない人だっている=別にその人たちの頭が悪いわけでもなければ、シャレがわからないほど固いわけでもない。当惑するほうが「まとも」であり、絶対的大多数だと思うね。
残念ながらこの本の主旨に理解をしめせるほうが少数なのに、多数の「楽しめない人たちへの配慮」ってものがまったく感じられない(相手の立場を想像できない人を、真性の「困ったちゃん」というのでは?)。
つまり最大の問題は、作り手、読者の意識が、楽しめない人のことを考えなくてもいい=内輪受けで許される「同人誌」止まりということなのだ。書籍コードを貰ってるんだから、最低限の社会的責任ってものがあるんだけどねぇ……それを果たそうとする気持ちが見えてこないから、つまらない=多くの人の賛同を得られないんだよ。
そのくせ読者たちのレビューを読むと、なんとも態度がデカイ(「理解できるオレは軍事知識があるとともに、シャレもわかる」というエリート意識ぷんぷん)……これって何も具体的な手を打とうともせずに「平和、平和」と叫んでいる人たちとよく似ている=どっちも立派な「平和ボケ」なんだけどさ。

ともかく、今後ここの出版社の本は手に取ることはないだろう。出す出さない以前に、なかで止めるのがまともな会社では?
また本書の著者、関連の本を出している人間の本も、同様である。他社では真面目な原稿を書いているらしいが、こんな仕事を引き受ける人間の書くものなんて、まったく信憑性が感じられないよ。
それに本書を評価できる人とは、お友達にはなりたくないなぁ。読む、楽しむ権利は何人たりとて奪えないけど、この種の本を「面白い」、「意義がある」と高言するのは、フツーの感性の持ち主なら、少しは抵抗というか、恥じらい、てらいを感じるでしょうが……。

付記 完成度云々は別にして、この種の本は、有明のコミックマーケットで売るべき「裏」の(一般の人の目につかない=社会的責任を伴わない)本=書店に並べる「表」の(一般の人の目につく=責任を伴う)本じゃない。
だからいまも「裏」のままでいてくれれば、お互い接点がないまま、共生できたはずなんだけどねぇ(タメイキ

意義は大きい  (2007-10-06)
当然ながら、これより詳しい戦車の本はゴマンとあります。
しかしやはり見た目からしてとっつきにくいこともあるし、
用語などが難しく、値段も高い場合が多いです。
アニメやゲームでちょっとミリタリーに興味を持った初心者が、
いきなり「ジャーマンタンクス」に手を出したら挫折してしまいます(笑

「戦車はちょっと好きだけど、どこから入っていいか分からないな」
という人に最初にオススメしたいのがこの本です。
見た目が見た目だけに「大丈夫か?」と思う人もいるでしょうが、
書いてあることはわりと真面目でほとんど間違っていないし、
戦車マニアになるには必要最低限の知識・情報が得られます。
いわゆる「萌え」要素もあまりドギツいものではなく、
少年誌のお色気マンガレベルですので、そんなに目を覆うものでもありません。

今見れば、ほかの萌えミリタリー本に比べて食い足りないところもありますが、
この本から「ミリタリーと萌え」のブームが始まったことから見ても、
意義のある一冊だといえるでしょう。


ちなみに、この手の本を見て「萌えで戦争を舐めるのはやめろ!」などというのは、
牛丼屋に行って「何でラーメンがないんだ!」と怒るようなもの。
そういうのを世間では「困ったちゃん」と呼びます。
戦争の悲惨さを書いている本はほかにたくさん出ていますので、
そういうことが知りたい人はそっちを読みましょうね。

やめようね、萌えで戦争を舐めるのは  (2007-09-22)
こういった書物を書店で見る度に、「頭痛た・・・」となります。戦車の事を判りやすく伝えるためには萌が良いというのもあざとい。

そういえば、実際戦中の強制労働では、「酒が美味いし、姉ちゃんは綺麗」なんて甘言で騙し、ただ働き同然でこき使い、人を消耗品扱いにしたのだから、これらの本はそれに悪い意味で近い本だと思います。

模型好きが陸戦マニアになる入り口の本  (2007-03-12)
戦車の本というより、戦車を中心とした陸戦の解説本。
しかし、戦車模型ファンの心理はきっちり押さえている。
「萌え」は、それほど萌えない。露出度低目だし、、流行にのってるだけの印象。

意外と奥が深い本  (2006-06-04)
自走砲と突撃砲と駆逐戦車、外見が良く似てるけど違いは何か?この説明が実に明快です。「お役所の権限争いのせい」どこに所属するかによって呼び名がかわるだけ。砲兵科:自走砲、歩兵科:突撃砲、戦車科:駆逐戦車というわけです。うーんなるほど。本文ではそれぞれの本来の役割についてもちゃんと説明してあります。この1巻は概論なので第一次大戦から現在まで各国別に要領よく説明してます。要所要所では「電撃作戦」「タンク・デサントと装甲兵員輸送車」のように押さえるべきところは押さえています。まんがも作者が好きで書いているのが好感がもてます。入門書には最適。2巻は第二次大戦に絞って各国の運用の違いを説明してます。ソ連がなぜ危険な「タンク・デサント」を行ったのか、女性戦車兵が存在した理由なども2巻で説明してます。
3巻は歴史的な戦略や戦術の解説になるそうです。

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