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カポーティ &冷血 マスターピース・コレクション (初回生産限定) [DVD]

ジェラルド・クラーク
トルーマン・カポーティ

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

グループ:DVD

ランキング:36479

価格:¥ 5,980

発売日:2007-03-16

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レビュー(Amazon.co.jp)

???「ティファニーで朝食を」などで知られる作家、トルーマン・カポーティの半生に迫ったドラマ。カンザスでの一家惨殺事件に興味を持った彼が、服役中の犯人に取材を試み、「冷血」として小説に書き上げるまでを描く。死刑を宣告された犯人を自作に利用しつつも、やがて親近感を覚えて戸惑うカポーティ。作品のために“冷血”になっていた彼が、死刑を前にした犯人の心を知る過程は、感動的でありスリリングでもある。
???本作最大の見どころは、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技だろう。ゲイであることを隠さなかったカポーティを、高めの声で表現。電話の受話器をつかむときなど、つねに小指を立たせるあたりが笑える。一方で自分の作品のために卑劣になる男の姿は、ある意味、リアル。本作は人間のダークな本能にも焦点を当てているのだ。またカポーティの親友や容疑者などキャストのアンサンブルも見事。そして観終わった後も印象に残るのは、映像の数々である。野原に建つ家や、殺された家族の部屋など、その構図や、惨い状況に反した落ち着いた色づかいは、一枚の絵のように不思議な美しさをたたえている。(斉藤博昭)

カスタマーレビュー

『冷血』の著者の映画化。  (2007-08-03)
いや、マイッタ。淡々と描かれている。約6年間の記録なのだが。
『誰が冷血なのか??』
犯人か、住民か、作家のカポーティなのか?
カポーティを演じる役者は見事である。
あっと言う間に、時間は経過。充実しきった映像と時に身をまかすことができる。
最後は、悲しみというより救い。作家が精神的に限界に達していた。6年間かかったのだもの、そう簡単には 立ち直ってはならない。
・気になること
作家の名前はトルーマン・カポーティである。
彼は二人の友人がいる。一人は女性。『アラバママ物語』がヒットした。子ども時代隣同士。
彼は同性愛者だった。
彼はこの事件を 発見する前に すでに「作家」としての位置を獲得していた。
『ティファニーで朝食を』は 彼の作品である。
彼は二人の犯罪者のうち一人に感心を示した。なぜか。
彼は 父が死に、母の連れ子としてさまよい、親類に拾われた。
彼は ???
彼は 6年間というもの どのように 耐えたのだろうか。緊張の持続。すごい精神力であったという。同時に被害者の親族、その周辺の市民、更に加害者にとっていったいこの冷血非業な犯罪は何であったのか。問われる。それに 荷担した作家という者も。社会的に犯罪とその最終的処置に荷担してしまった者としての責任が問われる。作家は逃げることができない。
彼は 冷血 だったのか。
彼は 犯罪者に 弁護士を用意した。しかし、この事件の結末を待ち望んでいたのは彼である。
※わたしは、この作品から、カポーティがアラバマ物語の著者ハーバー・リーと幼なじみであったことを知り感動した。こんな偶然最高。

上手いカップリング、かつどちらも秀作だが、鑑賞感は辛く重い。  (2007-03-18)
これは実に上手いカップリング、企画の勝利と呼べるコンテンツだ。カンザスの地に佇むカポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)を、モノトーンで捉えたパッケージのジャケットデザインが、まずいかしてる。
“アンファン・テリブル”と呼ばれた新進気鋭の作家が、芸術的欲求と更なる成功の為、凶悪な犯罪者に積極的にコミットしていく過程でシンパシーを抱き、作家的野心、名声と人間的感情、良心の狭間で葛藤する様を、全編淡彩な映像美で、現実のカポーティとは体格からして正反対のホフマンが見事に演じきった「カポーティ」。
そうして出来上がったベストセラー小説を、名手コンラッド・ホールの荒涼としたモノクロ映像とクインシー・ジョーンズのクール・ジャズと共に、自ら作家出身だったリチャード・ブルックスが、セミ・ドキュメンタリー・タッチで、ひりひりとした緊迫感で描いた「冷血」。
ブックレイトの沢木耕太郎による「カポーティ」評は、的確に作品の本質を突いていてさすがだし、当時のカポーティのインタビューが収録されているのも、両作品の鑑賞の参考になるだろう。
芸術家の、人間としての苦悩を静観に描く前者。犯罪者の、人間の持つどうしようもない業の“深い闇”に引きずり込ませる後者。どちらから観ても良いし、どちらも一見に値する傑作だと思うが、どちらにしても、観終わった後その痛ましさ、辛さに暫しの間へビィな気持ちにさせられる。 

  

特典のBOOKLETの内容が凄そう…  (2007-03-05)
今年度のアカデミー賞受賞式も終わり、既にどこか懐かしき秀作、風格も滲み出た感のある「カポーティ」。かたや、これは本当に旧作の「冷血」。
いずれもカポーティその人を語るには見逃せない2作品だが、何より凄そう…なのが特典のBOOKLET!
沢木耕太郎氏や山本容子氏、ほかにも錚々たる顔ぶれの名が連なるような紙モノは、もはや昨今見ることができない…。
生産限定ということであれば、これはどうしたって入手しておくべき!!?であろうか。
映像+αへの期待を込めて、星5つ。

静寂と喧噪  (2007-01-13)
 静寂の中からコルトレーンの『It's easy to remember 』がパーティー会場に大きく響く。けれども映像からは静寂が伝わってくる。「IN COLD BLOOD」の舞台となった農場もまるで、アンドリュー・ワイエスの絵画のように冷たい静寂に包まれている。映画の内容は控えますが、ともかく不思議な静けさに包まれています。上映劇場が限定されていたので、クルマで片道4時間をかけて旭川まで出向き、5人のお客さんで、静寂の映画を堪能いたしました。

役者の力量が試される秀作  (2006-10-24)
誰もがホフマンの素晴らしい演技を絶賛しているのでそれなりに構えて見始めたものの、あまりの凄さに金縛りにあうような衝撃でした。
カポーティがどんな人なのか予備知識は無かったけど、そんなの全く関係ありません。完璧に作り上げられた人物像、なりきったホフマンの姿に役者の限界を超えたオーラを感じました。
巧みな言葉で犯人の信頼を得、優秀な弁護士を立て彼らの死刑を延期させる。ただ自分の本を完成させるために。その身勝手さは彼こそが「冷血」という言葉にふさわしいと見るものを凍りつかせる。
なかなか犯行状況を語ろうとしない犯人にホフマンは苛立ちますが、長い年月を経て遂に犯行の夜について犯人が語りだした時のホフマンの表情。あのシーンにこそ、この映画を見る価値がある。
スクリーンに釘付けになる、という言葉を今後安易に使う事が出来なくなりました。

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