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おかえりなさい

中島みゆき
阿久悠
福井峻
後藤次利
鈴木茂
戸塚修

ヤマハミュージックコミュニケーションズ

グループ:Music

ランキング:20196

価格:¥ 2,737

ポイント:27 pt

発売日:2001-03-28

通常24時間以内に発送

曲目リスト

1.あばよ

2.髪

3.サヨナラを伝えて

4.しあわせ芝居

5.雨…

6.この空を飛べたら

7.世迷い言

8.ルージュ

9.追いかけてヨコハマ

10.強がりはよせヨ

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カスタマーレビュー

大人の世界に首を突っ込み始めたLPでした  (2008-06-05)
中島みゆきさんのシングルの中でいちばん好きなのは「悪女」、カラオケで私の十八番です。
好きなアルバムの中の1曲を問われたら『臨月』の「バス通り」を答えます。
では、どの曲も好きなアルバムは…と尋ねられたら答えは『おかえりなさい』です。
「しあわせ芝居」「追いかけてヨコハマ」、二十歳になるかならないかのまだ少女の桜田淳子が歌って
いましたが、オリジナルの中島みゆきさんを聴いて圧倒されました。
深い…男と女の息遣いや二人の言葉が途切れてしまった気まずさといったものが、みゆきさんの歌声で
初めて感じられました。桜田淳子では当時それを歌い表すのはまだできませんでしたから。

2階の自室でヘッドホンをつけて膝を抱えて何度も繰り返し聴いたLP、私の若い頃の話です。

悲しく切ない気持ちの吐露 ヒットした名曲を中島みゆきが情念たっぷりにセルフカヴァー  (2008-03-21)
中島みゆきが生み出し、他のアーティストに提供した珠玉の作品をお里帰りさせたアルバムです。作詞と作曲の中島みゆきがこの歌達を一番よく知っている訳ですが、ヒットさせたアーティストも素晴らしい歌手ばかりですから、個性の違いをどのように表現するのかが問われています。

研ナオコのヒット曲が3曲収録されています。研にとって中島みゆきと出会ったことは、幸運であったのと同時に、中島みゆきのコンポーザーとしての卓越した才能を世に知らしめる契機となりました。1976年発売の「あばよ」はオリコン1位になり、60数万枚の大ヒットを飛ばしました。中島みゆきの歌う「あばよ」は、研より深い情念をたたえており、ラストのすすり泣きの歌唱には驚かされます。歌に対する思いの深さ、自分の生み出したものへの壮絶とでもいうべき感情の発露でしょうか。

加藤登紀子の「この空を飛べたら」を、ファドかフラメンコのようなアレンジを添えたことでも分かるように女の情念を前にだす表現力で歌いきりました。録音時、中島みゆきは27歳。30年経っても歌に込められたメッセージがストレートに伝わってくることからも、才能の素晴らしさは折り紙つきです。声に全ての気持ちが込められる歌手というのは、いそうでいませんので。

「世迷い言」だけは阿久悠の作詞で、ドラマでの日吉ミミの個性的な声を思い出す魅力的な曲です。歌の巧い歌手でないと表現しきれない世界ですが、中島みゆきの歌手としての豊かな才能もしっかりと伝わってきます。
桜田淳子のヒット曲「追いかけてヨコハマ」の東洋風のアレンジとテクノっぽい効果音は不用でしょう。歌の説得力のレベルが全く違うのでストレートな歌唱だけでこの歌の凄みは伝わってくるはずですから。

卓越した表現力のちあきなおみの「ルージュ」と深い情念をたたえた中島みゆきとを比較することそのものがナンセンスです。オリジナルの歌唱を超える表現力はコンポーザーならではでしょうから。

みゆきさんはいい  (2007-12-10)
しあわせ芝居やあばよはは、みゆきさんの曲の方がだんぜんいいです!

歌に込める思いの深さ…  (2006-08-27)
「この空を飛べたら」が一番好きです。
加藤登紀子さんが歌っても良い歌なのですが、一つ一つの歌詞に込める思いの深さは比較になりません。
「信じてる」絶望…、「待っている」絶望…、苦しい実体験がなければ決してここまでの思いを込めて詠うことは出来ないでしょう。
中島みゆきの歌うこの歌を聴いて、苦しい絶望の中に希望を見出し、絶望を「諦観」として受け入れた若い頃…
中島みゆきのこの歌に私は救われました。
中島みゆきの今に繋がる生死観、宗教観、無償の愛の根本がここにあると思います。

子供たちを歌う喜び  (2005-07-05)
 昔から歌う目的の大半は恋歌であり、また感情を音楽に昇華させるためには、どちらかと言えば喜びよりも傷ついた心であることが多いようだ。特に現代では成就しない恋愛が対象になりやすいのかもしれない。「わかれうた唄いの影がある」ではないが、ここで披露された提供曲も容赦ないほどそんな世界が展開されている。元歌を知っておく必要は特にないと思うが、知っていた方がより楽しめるのはアルバムの性格上確かである。そこで明らかなのは作品が生まれた事情まで知っている「母親」が歌った場合と他人である「恋人」が歌った場合の違いというものである。例えば諦めと未練の境界線で煩悶する「あばよ」のような曲で、感情を込めすぎない研ナオコの歌では諦めを、中島みゆきの歌では未練をより主題とした編曲と歌唱をしているよう。また、6の戻らない愛を、空を恋うる奇跡になぞらえた情念は深く、解釈も微妙に違っている。逆に桜田淳子の「しあわせ芝居」などは意外に近く、あるいは作者からのアドバイスがあったのかもしれない。「黄色のローズマリー」の花言葉から詞が広がったと推測される3の歌謡曲風のアレンジ、6後半のフラメンコ、9のテクノポップ系の編曲には遊び心があって、そんな懐の広いところも彼女の魅力だ。

 中島みゆきに先に歌われてしまったら、これらを再解釈して歌うのは勇気が要ることだが、結局は歌い手の技量と体験に委ねられるのかもしれない。どちらが良いというのも最終的には好みの問題になるだろう。リリース当時から毛色の変わったベストものという感じで好きな作品。お奨めだが、価格が高いのだけが難点

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