アマゾンショップ

アイテム詳細

日本の夜と霧 [VHS]


松竹ホームビデオ

グループ:Video

ランキング:35735

価格:¥ 3,990

発売日:1999-12-21

只今品切れ中

カスタマーレビュー

政治の季節の代弁者として  (2005-12-25)
 昭和35年作品。大島渚監督。

 過激なまでの長廻しが、まるで舞台劇を見ているかのような
錯覚を呼び起こす。過剰なまでにアジる出演者の熱気は、まさ
に六十年安保闘争をリアルタイムに見た時代をフィルムに刻み
つけた。

 コミンテルンの指示、米帝国主義粉砕、真の独立を掲げた運
動は、幾多の犠牲者を生み、やがて平和運動へと形を変えて収
斂していく。その過程でおこった男女の情愛と嫉妬。内部紛争
と権力闘争。

 大きな理想を掲げた運動は、やがてそれらの要員が爆発し、
大きな悲劇を生み、その箱庭のなかで自己暴発し瓦解する。
残ったのは都合よく美化された記憶と、封印した自己責任で
あった。

 そのような偽りの時代が、時を経て、党員の結婚式という晴
れの舞台で白日の下にさらされる。紡ぎ合わされる記憶の断片
から浮かび上がる真実は、やがて秘められた男女の関係を暴き、
かつての仲間達は互いを糾弾する。

 そこに紛れ込んだ現役学生の闘士は、そんな内輪もめをする
旧世代をまとめて糾弾し否定する。君たちは卑怯者だと。

 戦後日本の思春期に青年となった者達の過激な熱量が、やが
て未熟さゆえに自家撞着を起こし瓦解していくさまを若き大島
監督は油絵のようなこってりした映像で描ききった。

Special Menu

Category Menu

リンク

 ti-web.net